2歳馬の血統傾向

2歳馬の重賞に備えて傾向をチェックする

今週から3週連続で2歳馬の重賞レースが行われます。阪神JFと朝日杯FSはG1ですが、今年最終週のラジオNIKKEI杯2歳Sも来年のクラシックに繋がるレースです。

2歳馬に注目していると競馬が面白くなってきます。このサイトを開設した年にはアパパネが阪神JFを勝ったのですが、そのアパパネは後に3冠馬になり、今週は香港で競馬です。馬の成長とか世代間の力関係とか1頭の馬を通して競馬の世界が広がります。

競馬を始めた頃は重賞レースや特別レースばかり馬券を買っていました。新馬戦の馬柱を見ると馬券を買う気が失せていたものです。今は全く逆で、新馬戦や2歳未勝利戦を見るのが楽しく、その勝ち馬を追っかけています。この時期は現2歳世代をとりあえず総括する時期です。定期的に血統傾向をまとめてきましたが先週までの産駒別成績を掲載します。

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
ディープインパクト 25- 21- 14- 74/134 18.7% 34.3% 44.8% 67 90
ダイワメジャー 24- 35- 18-151/228 10.5% 25.9% 33.8% 70 73
シンボリクリスエス 23- 15- 26-137/201 11.4% 18.9% 31.8% 99 86
アグネスタキオン 21- 21- 18- 74/134 15.7% 31.3% 44.8% 264 120
クロフネ 17- 16- 10- 84/127 13.4% 26.0% 33.9% 96 98
フジキセキ 16- 13- 9- 78/116 13.8% 25.0% 32.8% 228 108
アドマイヤムーン 14- 14- 4- 62/ 94 14.9% 29.8% 34.0% 273 120
キングカメハメハ 13- 12- 13-118/156 8.3% 16.0% 24.4% 54 67
ゴールドアリュール 13- 10- 8- 77/108 12.0% 21.3% 28.7% 192 90
ロージズインメイ 13- 9- 7-105/134 9.7% 16.4% 21.6% 134 102

集計期間:2011. 6.18 ~ 2011.12. 4

一ヶ月前の集計(11/2のBLOG)と比べてみるとずいぶんと勢力図が変わっています。結局ディープインパクト産駒が勝ち星と勝率が1位です。そしてキングカメハメハ産駒がようやくランクインしました。これを牝馬だけの成績を見てみると面白い結果が出ます。

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
アグネスタキオン 15– 13- 11- 44/ 83 18.1% 33.7% 47.0% 304 142
ダイワメジャー 12- 18- 8- 75/113 10.6% 26.5% 33.6% 74 69
フジキセキ 9- 9- 6- 39/ 63 14.3% 28.6% 38.1% 85 93
クロフネ 8- 10- 6- 49/ 73 11.0% 24.7% 32.9% 92 115
シンボリクリスエス 7- 5- 11- 53/ 76 9.2% 15.8% 30.3% 135 93
ディープインパクト 6- 12- 8- 36/ 62 9.7% 29.0% 41.9% 55 82
ジャングルポケット 6- 4- 2- 43/ 55 10.9% 18.2% 21.8% 72 58
ゼンノロブロイ 6- 3- 6- 43/ 58 10.3% 15.5% 25.9% 58 53
スペシャルウィーク 6- 3- 5- 24/ 38 15.8% 23.7% 36.8% 159 100
ファルブラヴ 6- 3- 1- 24/ 34 17.6% 26.5% 29.4% 127 61

アグネスタキオン産駒が勝ち数、勝率、複勝率で1位です。回収率も素晴らしい成績です。過去アグネスタキオン産駒で活躍した馬と言えば、筆頭に挙がるのがダイワスカーレットですから牝馬が活躍しそうなイメージがあります。他に牝馬では昨年の阪神JFを圧倒的人気で勝ったレーヴディソールや08年のオークス馬リトルアマポーラ等が代表的です。

アグネスタキオン産駒に比べディープインパクト産駒は極端に牝馬の成績が劣ってきます。これだけ顕著な傾向が出てるので、馬の性別はまったく考慮していないBC-indexにおいては、例えばディープインパクト産駒でBC-indexが上位の時でも牝馬なら予想は評価を下げたり、アグネスタキオン産駒だったら牝馬のBC-indexは高めに見たりする必要がありそうです。

今週は阪神JFという事でさらに芝に限定してみます。下の表は2歳牝馬の芝コースにおける産駒別成績です。

種牡馬 着別度数 勝率 連対率 複勝率 単回値 複回値
アグネスタキオン 14-11-10-42/77 18.2% 32.5% 45.5% 325 146
ダイワメジャー 10-17- 7-63/97 10.3% 27.8% 35.1% 71 70
フジキセキ 9- 8- 5-35/57 15.8% 29.8% 38.6% 94 95
シンボリクリスエス 7- 4- 7-41/59 11.9% 18.6% 30.5% 173 107
ロージズインメイ 6- 2- 4-45/57 10.5% 14.0% 21.1% 130 77
ファルブラヴ 6- 2- 1-22/31 19.4% 25.8% 29.0% 140 59
ディープインパクト 5-12- 8-35/60 8.3% 28.3% 41.7% 46 81
ジャングルポケット 5- 4- 2-36/47 10.6% 19.1% 23.4% 58 62
タニノギムレット 5- 3- 3-33/44 11.4% 18.2% 25.0% 50 194
スペシャルウィーク 5- 1- 4-21/31 16.1% 19.4% 32.3% 190 101

今年のアグネスタキオン産駒はこれまで66頭がデビューしていますが実はその内40頭が牝馬なのです。一方ディープインパクト産駒はこれまで70頭がデビューしており、こちらは40頭が牡馬なのです。通常、牡馬牝馬の割合が50:50だとすれば(もしかしたら微妙に違うのかもしれませんが)、多い方に偏った場合はそちらの性の馬が活躍するのかもしれません。

ファルブラヴ産駒も牝馬に活躍傾向があります。ファルブラヴはJCの勝ち馬で今の2歳馬は5世代目です。産駒の成績を調べてみると賞金上位はほとんどが牝馬です。

面白いのはダイワメジャー産駒です。過去に指摘していることですが、相変わらず2着の傾向が強いのですが、そればかりか、今回掲げたランキングでも全て2位になってしまいました。大きなレースでも2着になりそうな気配です。

阪神JFの予想をする際は、この辺の傾向を踏まえてBC-indexをチェックしてみたいと思います。



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