ダービー検討~キズナの取捨

皐月賞組vs別路線

ダービーを検討する際に最も重要なのは距離適性と馬本来の競争能力だと思います。よく皐月賞は「早い馬」が勝ち、ダービーは「運のいい馬」が勝ち、菊花賞は「強い馬」が勝つと言われたりしますが、ダービーを勝つ馬は「強い馬」だと思っています。過去の勝ち馬を見ると確かに09年(不良馬場)のロジユニヴァース等は運があったように思いますが、殆どのダービー馬はその後G1を勝っていますし、それなりの活躍をしているように思えます。それに比べ少し菊花賞馬は見劣るように思えます。

オークスでは桜花賞上位組が惨敗し、距離適性のある馬が上位でした。ダービではどうでしょうか。皐月賞組がデータでは有利なのですがどうでしょうか。

キズナが1番人気?

今年のダービは80回記念という事で盛り上がらなければならないのですが、今一つのような気がします。もしキズナが皐月賞馬であればそれなりの盛り上がりがあったのかもしれませんが、出走すらできませんでした。皐月賞を勝ったのは2歳王者ロゴタイプでした。ロゴタイプは2歳でG1を勝っているのですからすでに2冠馬です。なのに盛り上がりに欠けるのは何故でしょうか。普通に考えれば朝日杯フューチャリティS→スプリングS→皐月賞と3連勝すればこの世代最強だと言われるはずですが、競馬サイトやスポーツ紙の評価ではこのロゴタイプを抑えてキズナが1番人気人なりそうなのです。


キズナの戦歴

キズナはデビューから5戦目の毎日杯までBC-indexが全て1位だった馬です(京都新聞杯は対象外)。今回もBC-indexは上位になると思います。この馬が負けたのはラジオNIKKEI賞(3着)、弥生賞(5着)の2回です。この2敗がちょっと気に入りません。特に弥生賞は勝ちに行ったレースだったはずです。3着内でなければ皐月賞の出走の権利を獲ることができなかったからです。その時の3,4着馬はコディーノ、エピファネイアで、この馬たちはすでに重賞を勝っており賞金的に皐月賞出走の権利を持っていた馬です。ある意味調整として出走していたと見ることもできます。その2頭に僅差とはいえキズナは負けてしまいました。ここのそれなりの実力差があったと思われます。

その後キズナは毎日杯で圧勝しますが、さすがにローテーションがきついので皐月賞は断念しました。ここでダービーに向かう事になるのですが、この場合のローテーションの選択はNHKマイルCを経由するか又は京都新聞杯を経由するかの2択だったはずです。過去ダービー馬の前走を見ると皐月賞直行組が圧倒的に多く次いでNHKマイルC組で、ディープスカイ(08年)、キングカメハメハ(04年)、タニノギムレット(02年)がいます。ちなみに京都新聞杯が春に移行した2000年以降このレースを使ってダービーを勝った馬はアグネスフライト(00年)だけです。昨年の勝ち馬トーセンホマレボシは3着と好走しています。ちなみにトーセンホマレボシはディープインパクト産駒でトーセンジョーダンの半弟という良血馬でした。

キズナがNHKマイルCを選択しなかったのはどうしてなのでしょうか?距離が合わないとみていたのでしょうか。しかしダービーを考えればローテーション的にはNHKマイルCの方が良いように思えます。長い距離を経験させたかったのでしょうか?それまでにキズナが勝っていたのは全て1800mでした。負けたレースは2000mでした。であればなおさら2200mの京都新聞杯よりNHKマイルCの方が良いようにも思えます。もしかしたら相手関係を見て確実に勝てるレースを選んだのではないでしょうか。京都新聞杯は決してレベルの高いレースではありませんでした。

キズナを血統的に見た場合どうでしょうか。ディープインパクト産駒×母父Storm Catの配合はここで散々注目してきました。また、この馬のいとこにはダービー馬ナリタブライアン(94年)やダービー2着馬ビワハヤヒデ(93年)がいるという血統でもあります。そしてディープインパクト産駒としては3歳までに重賞を2勝した馬なのです。これに該当するディープインパクト産駒は、意外なことに他にジェンティルドンナ一頭だけなのです。

最後は血統がモノを言う

消し材料と買い材料が同じぐらいあるキズナです。出来れば1番人気にはなってもらいたくないのですが、おそらく今年のダービーでは桜花賞のように人気は分散されそうです。とりあえず今回は素直に血統指数に上位馬を信用してみたいと思います。明日、血統指数は公開できます。

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