ヤマニンキングリーの勝利で気づいた事

シリウスSを勝ったヤマニンキグンリー

先週土曜日に阪神で行われたダートのG3シリウスSはヤマニンキングリーが勝ちました。このコースは残念ながらBC-indexの対象外コースでしたが、血統的には面白い決着になりました。

3代血統表 ヤマニンキングリー

牡 6歳    (父 8歳・母 13歳時産駒) 2005年 栗毛 (新冠町)
[Turn-to]   6.25% 5+5 (母方)

アグネスデジタル
【 Mr.Pro系 】
1997年 栗毛 (米)
Crafty Prospector
【 Mr.Pro系 】
1979年 (米)
Mr. Prospector
【 Mr.Pro系 】  1970年 (米)
Real Crafty Lady
 1975年
Chancey
Squaw
 1991年
Chief’s Crown
【 Danzig系 】  1982年 (米)
Allicance
 1980年
ヤマニンアリーナ
1992年 鹿毛 (新冠町)
サンデーサイレンス
【 SS系 】
1986年 青鹿 (米)
Halo
【 Halo系 】  1969年 (米)
Wishing Well
 1975年
*ティファニーラス
1983年 黒鹿 (米)
Bold Forbes
【 Bold Ruler系 】  1973年
Sally Stark
 1970年

 

ヤマニンキングリーはこのレースが初ダートでした。それで重賞を勝ってしまったのですが、すでに芝の重賞(09年札幌記念、08年中日新聞杯)を2勝している実力馬です。そして、実は父アグネスデジタルも芝ダート両方の重賞を勝っている馬でした。しかもマイルチャンピオンシップ、安田記念、フェブラリーS、天皇賞・秋、香港C、マイルCS南部杯、と中央の他に地方、海外のG1を芝ダート関係なく勝った馬です。

親子揃って、芝、ダートの両方の重賞を勝ったことになりますが、他にどんな馬がいるのか調べてみました。これまでに86年以降(JRA-VANの情報の限り)27頭いましたが、現役馬では他に1頭だけヤマトマリオン(8歳牝)がいます。この馬はここのところ地方のレースに出走しています。

記憶に新しい馬ではヴァーミリアンがいます。2歳時にラジオたんぱ賞(現ラジオNIKKEI賞)を勝って、3歳秋からダート路線に転向し07年JCD、08年フェブラリーSの勝利の他に交流重賞等でも活躍しましました。この馬の父エルコンドルパサーも変則でダートの重賞を勝っています。98年の共同通信杯なのですが、雪の影響でダートで変更され、それを圧倒的1番人気で勝っています。その後の海外G1での勝利は周知の通りです。

メイショウボーラも芝、ダート両方の重賞を勝っています。05年のフェブラリーSの勝ち馬ですが、2歳時には小倉2歳Sとデイリー杯2歳Sを勝っています。、この馬の父はタイキシャトルなのですが、実はこのタイキシャトルもダートの重賞を勝っているのです。マイラーのイメージが非常に強いのですが89年のユニコーンSをなぜか走っており、そこできっちり勝利しているのです。

よく、ダート馬が芝の重賞に参戦して来たり、芝の実績馬がダート重賞に出走してきたりすることがありますが、どうしてもその評価に迷ってしまいます。予想が非常にめんどく臭くなってしまいます。08年のダービーにデビュー以来ダート4戦4勝のサクセスブロッケンが出走してきました。3番人気に押し上げられましたが、結果は最下位でした。この馬の父はシンボリクリスエスですが芝の重賞しか勝っていないのです。

父親が芝、ダート両方の重賞勝ちがあれば産駒も両方で活躍できる。

こう考えると、父親がダート・芝両方の重賞を勝っていれば、その仔もダート・芝両方の重賞を勝つ可能性が高いのではないでしょうか。ここで現在の代表的な種牡馬で両方の重賞を勝ったことのある馬をピックアップしておきます。

・タイキシャトル 芝:マイルチャンピオンシップ 他 ダ:ユニコーンS
・イーグルカフェ 芝:NHKマイルC 他 ダ:JCD
・アグネスデジタル 芝:安田記念 他 ダ:フェブラリーS 他
・クロフネ 芝:NHKマイルC 他 ダ:JCD 他
・アドマイヤドン 芝:朝日杯FS ダ:フェブラリーS 他

エルコンドルパサーももちろん対象になる種牡馬ですが、現役馬はすでに4頭しかいません。ちなみに産駒のアイルラヴァゲイン等は芝、ダート両方のオープン特別を勝っています。この法則は平場でも通用するかもしれませんので、この種牡馬たちはしっかり覚えておきたいと思います。しかし、何故、こういう事はレースの前に気付かないのだろうか・・?

 

 



 


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