JCに出走する外国馬の血統をチェックする。
今年のJCには4頭の外国馬が出走します。ジャパン・オータムインターナショナルということで、外国馬の参戦が続いており、2週間前のエリザベス女王杯、そして先週のマイルチャンピオンシップと外国馬が馬券に絡んでいます。円高のせいかも知れませんが、今年の外国馬は注意が必要です。ジャパンカップの外国馬は凱旋門賞を勝ったデインドリームは流石に人気になりそうですが、血統面ではどうでしょうか。
シャレータ(Shareta) 仏
父 : Sinndar [Danzig系]
母 : Shawara(母の父:Barathea) [Sadler’s Wells系]サラリンクス(Sarah Lynx) 仏
父 : Montjeu [Sadler’s Wells系]
母 : Steel Princess(母の父:Danehill) [Danzig系]デインドリーム(Danedream) 独
父 : Lomitas [Nijinsky系]
母 : Danedrop(母の父:Danehill) [Danzig系]ミッションアプルーヴド(Mission Approved) 米
父 : With Approval [Grey Sovereign系]
母 : Fortunate Find(母の父:Fortunate Prospect) [Mr. Prospector系]
ヨーロッパの馬は3頭共にDanzigの血を持っています。過去このレースの外国馬の勝ち馬では97年のピサルドスキー、96年のシングスピールは共に父系はDanzig系でした。ここ最近、唯一掲示板に載った2005年の3着だったウィジャボードも父系はDanzig系でしたから、この血統は外国馬としては、このレースに向いているのかも知れません。
日本馬ではこの血統はさほど活躍はしていません。このコース(府中芝2400m)に向く血統は、どちらかというとGrey Sovereign系×Mr. Prospector系です。今回の外国馬の中で実績が一番劣ってるミッションアプルーヴドが日本の馬なら血統的には一番向いていると思います。おそらくこの中ではBC-indexは上位になりそうです。
ちょっとめんどくさい表現ですが、外国馬としてなら、ヨーロッパの3頭の馬はこのレースに向いているし、アメリカの馬も日本馬的にはこのコースに向いていると言えるのです。チェックしてみたら悩ましいけっかが出ました。
上位人気が予想されるデインドリームは凱旋門賞の勝ち馬ですが、この馬が勝てば賞金とは別に1億円のボーナスが出るそうです。馬主の権利の半分を所有しているのは社台グループの総帥ですから、日本の競馬は知り尽くしています。凱旋門賞では2着以下を大きく引き離し、レコードタイムで優勝していますから、日本の高速馬場には向いているといったのが大方の見方です。ちなみにその凱旋門賞を3着だった馬がエリザベス女王杯を勝ったスノーフェアリです。スノフェアリーの5馬身以上前にゴール板を駆け抜けたデインドリームは1番人気になってもおかしくはありません。
デインドリームの不安材料があるとすれば、3歳牝馬という事です。JCで3歳牝馬の好走例は少ないのですが、これはそもそも出走してくるケース少ないからだけかもしれません。それともう一つはローテーションです。この馬は今年になって既に7戦しています。上位人気が予想される馬の中では最も多いレース数になります(キングトップガンが8戦してますが、ここでは人気下位です)。3歳牝馬にとっての蓄積されている疲労度はどんなものでしょうか。
斤量はどうでしょうか。前回の凱旋門賞の時の54.5kと比べて今回の斤量は1.5k軽い53kとなります。有利なように思えますが、これはちょっと違います。凱旋門賞ではヒルノダムール(牡古馬)は59kでしたから、そこでは斤量差が4.5kありました。今回はその差が4kとなり、凱旋門賞よりは若干不利になります。これらの点に日本馬の付け入るスキはないでしょうか。
心情的には、日本馬が凱旋門賞に勝ってくれることを期待します。日本競馬のレベルは年々上がっており、最近来日している、海外の競馬関係者からのそのようなコメントも報道されています。ドバイWCを日本馬が制し(しかも1,2着)、ここで、凱旋門賞馬に勝つことができれば、今年は日本競馬が世界に大きく躍進した年として後に記されるのかもしれません。
BC-indexと予想は金曜日にアップしますが、血統指数が悪くてもデインドリームは押さえなければならない予想になりそうです。一方では今年は特に日本馬に(凱旋門賞馬に)勝ってもらいたいという思いが交錯します。





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